こんにちは。
カナダに1年、フィリピン2ヶ月、ニュージーランドに4年半住んでいた者です。
海外に住んでいたからこそ感じた日本について、ここに記させていただきます。
読みながら、ここはそうだな〜とか、そこは違うんじゃない?とか、それぞれに何かを感じ取ってもらえれば幸いです。
保冷剤のありがたみを感じすぎたがゆえに冷凍庫保冷剤だらけ
いやちっちゃ。
ネタちっちゃ。
フリで何かを感じ取ってもらえれば〜とかよく言えたな。
いやいや!でもこれは馬鹿にできません!!
私が住んでいた海外では、ケーキを買って保冷剤がついてくるなんて出来事は一切起こりませんでした。
日本に住んでいた時でさえ、ケーキを買って保冷剤を入れてもらっていてもなお、あー早く帰らないと!!と思っていたのに、海外のケーキ屋さんで保冷剤なしを経験すると、寄り道なんざ到底許されたもんじゃねえって気持ちになります。
それでしばらく慣れたもんだから、日本に帰ってきたときに、ほんの少量のケーキを買っただけでも保冷剤を入れてくれるというサービスに大感激しまして。ああ、忘れていたこの素晴らしき日本。いいんですか?保冷剤なんていう再利用のできる素晴らしいものをタダでもらっちゃって。と感謝するようになりました。
まあこれを書きながら思ったんですよ。
こうやって感謝している人を馬鹿にしてくる人たちが世の中にはいるんだよ。
「タダで貰ってるって言ってるけど、ケーキ代高騰してるし価格に含まれてるに決まってるでしょ。そんなことも考えられないなんて、小学生からやりなおしたほうがいいよ。」
うっせぇー!!!!
わかっとるわい!!!そりゃそうだろうよ。そうじゃないとケーキ屋さんやってけるわけないやろがい!!
いちいち人の揚げ足取ってんじゃねえ!あえて良いとこしかピックアップしてないんじゃい!
・・・って、これ全部私の妄想なんですけど。
これを書かないと絶対そうやってコメントしてくるやつがいそうなので書きました。失礼しました。
とりあえず、ケーキ代やアイス代に含まれていようがいまいが、保冷剤のありがたみをとてつもなく感じております。
そのせいで気がついたら冷凍庫が保冷剤まみれになっていたんだYO!
これを機に数えてみたら24個あったんだYO!
そこでケーキ屋さんに提案です。
保冷剤返却してくれたらケーキをその分割引するというサービスはいかがでしょう?
これならWin-Win!
だとは思ったんだけど、一度消費者の手に渡ったものの消毒とかにまたコストがかかりそうだから実現は難しいのかもなあ。
ちょっと怪我した時に冷やしたりとか、熱が出た時、夏の暑い日などに使えるので便利なのですが、大量にありすぎても冷凍庫が使えなくなってしまうので、その場合はリサイクルをお勧め!
調べたところ無印良品でリサイクルしている店舗があるようです。(ちゃんと洗浄消毒して再利用されるとのこと)
少し脱線しましたが、保冷剤に感謝しているという気持ちはこれからも持ち続けるでしょう。
日本のトイレよ、ありがとう
これはフィリピンに滞在していた時のこと。
マニラの空港など大きな都市では普通の水洗トイレが設置されていますが、少し田舎の方に行くと、トイレットペーパーが流せないのです。
水圧が弱く、トイレットペーパーを流すと詰まってしまうことが原因で、田舎の方ではトイレットペーパーの近くにゴミ箱があり、そこにトイレットペーパーをポイっとすることになるわけです。
まあこんな感じで。蓋のないところもアルヨ。
最初はすごく抵抗があったのですが、人間数日住めば慣れるのです。
フィリピンでは小さな子どもがせっせと働いている姿も目にし、7歳ぐらいの男の子が重たいブロックをひょいと持ち上げて数センチ幅の崖を走って村へ移動していたりするのを見て、言葉が出ませんでした。
当たり前に何不自由なく生活できることの幸せを噛み締めなくてはいけないと実感しました。
それがあってからの帰国してからの初トイレはもう温泉に入っているかのような感動。
何が素晴らしいかって、便座が暖かいのも本当に最高だし、トイレットペーパーを水に流せるという幸せ。
トイレットペーパーが流れる水の勢いのすごいこと。
ありがとう。日本のトイレ。
日本のサービスを当たり前だと思わないで
日本に馴染んでいる人たちは、日本で受けられるサービスが当たり前だと思っているばかりに、感謝の気持ちが少なかったり、提供する側に必要以上のことを求めている人が多い印象が見受けられます。
もちろん、全ての人がそうだというわけではありません。
例えば、コンビニやスーパーマーケットのレジで、商品を置いてからその場を去るまでに一言も発しない人は多いのではないでしょうか?
私が海外に行く前も、おそらくそうだったと思います。
店員さんにありがとうございましたと言ってもらって、ペコリとし返すぐらいしかしなかった時があったと思います。
海外の飲食店で働いていたのですが、9割の人が「これよろしくね」や「ありがとう」と言ってくれていました。
それは、お客様が「神」ではなく、対等な人間として接しているからこそ出る言葉なのだなと実感しました。
日本にはまだ「お客様は神様である」精神が残っている印象があり、まじめに働いている店員に対して暴言を吐いたり、お金を放り投げて支払いをしたりする人をたまに見かけます。
これらの経験から、私は日本に帰ってきてから必ずレジに商品を置く時に「お願いします」と、最後に「ありがとうございます。」を言うようになりました。
そうすると、店員さんがにこやかになってくれるのもありますが、なんといっても自分自身がすごくスッキリするのです。今はほぼ自己満足です。
ちなみに外国人の夫も同じように「お願いします」と言うようになったので、先日コンビニでいつものように「お願いします」と言ったところ、店員さんがとっても驚き笑顔になって、その店員さんの社員コードをピッとしてくれたようで、社員価格に割引してもらえたと言っていました。
若干半信半疑ではありますが(疑うな)、良い行いはちゃんと自分に返ってくるということですね。
美容について物申す
美容に関しては興味もあって、個人的に取り入れていることもたくさんありますが、日本では美容に対する意識が異常では・・・と感じることがあります。
美容に関するCMも多く、「美」が当たり前の世の中にもっていっている気がします。
私は、外見の美というのは、嗜みや佇まい、清潔感があれば十分だと思っています。
小顔でなくてはいけないとか、目は大きくて鼻筋は通っていないとダメとか、そういうことにとらわれて無理をして整形をしたり、過酷なダイエットをしてしまう人が増えているように見えます。
そのため、量産型の女子が増えてアイデンティティーはいづこへ?といったように見分けがつきづらい人が増えたのも確かです。
整形が悪いと言っているわけではありません。
それで自分に自信が持てるようになるなら、笑顔になれるのなら一つの手段として取り入れることは間違ってはいません。
ただ、あまりにもCMやテレビなどで美に関することを放映することで、「そうじゃなきゃいけない」というマインドを持たされる世の中になってきてしまっているのが少し違和感を感じました。
日本の政治オワタ
日本国民の生活を見てわかるように、日本人が生まれ育った日本で貧困になっていっているのをすごく感じます。
これはまさに日本の政治が終わっているからで、「政治が終わっているから選挙投票に行っても意味がない」という選挙権を持った国民たちが選挙に行かない、という悪循環が起きています。
「投票に行っても意味がないから行かない」という人は、自分で自分の首を絞めていることを知らない。
それが今の政治家の思う壺になっているなんて思ってもいない。
ちなみにオーストラリアの投票率は90パーセントを超えています。
というのも、1924年に義務投票制が導入され、投票しない人は罰金を支払わなくてはならなくなったためです。
日本もそうすれば良いのにとは思いますが、今甘い蜜を吸っている政府がそんな案出すわけがないですしね〜。
選挙投票に行かない、行けない理由がある方もいるとは思いますが、一度考えてもらえると嬉しいです。
そんなこんなで、海外に住んだからこそ気づけた日本について書きました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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