場面緘黙症を克服したいと思っている方に読んでほしい記事

場面緘黙症について
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これまで場面緘黙症の経験者として記事をいくつか書いてきました。

場面緘黙症について~経験者が語る私が発症した理由~
あまり多くの人に知られていない場面緘黙症の詳細について記事にしました。この症状に関する認識を広めていくことで、一人でも多くの人の支えになれればと思います。
経験者が語る場面緘黙症を克服するまでの道のりと周りの人のサポート
私が場面緘黙症を克服するまでの道のりと、周りの人がどういうサポートをするべきなのかを経験者である私なりにまとめてみました。誰かの背中を押してあげられる、そんな記事になれば幸いです。
場面緘黙症について~克服したら人生変わった~
高校時代から現在までを簡単にご紹介しています。克服してからの人生がガラッと変わったので、これから変わりたい!と思っている方を応援する意味で、今回私の歩んできた道をご紹介しました。少しでも希望を持って、明るく生きて行ってもらえると嬉しいです。
場面緘黙症と失語症・失声症の違いをまとめてみた
これまで場面緘黙症について、認知を広めるために拡散してきました。今回は失語症と失声症との違いを知って頂けたらと思い、それぞれの特徴をまとめてみました。
6年間の筆談生活を通して気付いたこと~場面緘黙症で得たもの~
場面緘黙症で6年間、友達と筆談生活を送ってきた筆者。当事者は自分が嫌になってしまうこともあると思います。しかし、筆談生活を送ることで長ける能力もあるのです。今回はそのポジティブな面にスポットライトを当てて書きました。
場面緘黙症への対応・サポートをされている方へお伝えしたいこと
コメント対応で気付いた「場面緘黙のサポートをしている人たちの心のケア」について記事にしました。大切な人のためにがむしゃらに頑張りすぎている人、自暴自棄に陥っている人、そんな人たちに伝えたいことをまとめています。

場面緘黙症についてや、周りの人のサポート、どうやって克服したかなど自身の経験は発信していましたが、
実際に現在症状をお持ちの方が実践できる、克服に向けてのサポートは大々的に行っておりませんでした。

今回、経験者として場面緘黙症のことを考えた時に、この方法なら少しずつ改善できるかもしれない。
という方法をあなたにお伝えします。

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突然の通院やセミナー参加はオススメしません

こんなことを言うと、色んなところからバッシングが来そうですが、通院やセミナーを全否定しているわけではありませんのであしからず。

通院について

心療内科

たまにこんな質問をいただきます。
「メンタルクリニックで診察を受けたことがありますか?」
「場面緘黙症の他にも気になる症状があるので、診察してもらうべきでしょうか?」

というような、専門医に診てもらうか否かという内容です。

ちなみに私はこれまでメンタルクリニックにかかったことはありません。
場面緘黙症を発症していた6年間も、親にそれが原因で病院に連れて行かれたことはなく、自分でもまわりの人たちと違うということはわかっていても、病院に行ってどうこうなることだとは思わなかったのがあります。

場面緘黙症の存在を知った今だからこそ言えることですが、もし病院にいって診てもらった結果、「場面緘黙症」と診断が確定されると、自分は病気なんだと認識し、さらにこの先どうしようと不安になってしまうのではないかという懸念もあります。

しかし、本当に違う病気や処置が必要な症状が隠れている場合もあると思うので、強くは言えません。
クリニックに行くことで、対処法がわかり安心感を得られると思われる場合は良いと思いますが、診断により不安を煽る可能性がある場合は慎重に決めて頂きたいなと思うのが正直なところです。

※専門的な知識についてご質問をいただくこともありますが、医者や心理療法士などの資格を持っているわけではありませんので本格的なカウンセリングは受け付けておりません。経験者としての簡単なアドバイスのみ可能です。

セミナー参加について

セミナー

実際にセミナーに参加したことがないのではっきりしたことは言えませんが、場面緘黙症当事者の場合、おしゃべりをするためのセミナーなどに参加することはあまりオススメできません。

理由は、「話せている周りの人たちに比べて、自分はしゃべれなかった」というネガティブな経験を生み出してしまう場にもなり得るからです。
それにより、喋らないと・・・というさらなるプレッシャーを感じて負のループに陥ってしまう可能性があります。
また、逆の理由もあって、「他にも話せない人たちがいる」とその目で確認することで、必要以上の安心感を得てしまう可能性もあります。

ただ受け取り方は人それぞれなので、「よし!みんなも頑張ってるから自分もがんばろう!」と勇気をもらえるきっかけになるかもしれません。
症状が軽めの人にとっては特に心の支えになるかもしれませんね。

私が場面緘黙症についてのことを発信するようになってから、悩んでいる人のために何ができるだろう?
と考えたときに、将来セミナーを開くのも良いのかもしれないな~。と思ったことがあったのですが、改めて場面緘黙で悩んでいた時の気持ちになってよく考えてみたのです。
そしたら「セミナーは無し」という答えがすぐに出てきました。※あくまで個人的な意見です。

当事者からすると、わざわざ知らない人たちがいっぱいいる所に行く勇気はなかなか出ず、説明されなくても本人が一番わかっている場面緘黙について振り返ったりするのも心苦しいし、ましてやそんなところでおしゃべりをしてみようということならトラウマになりかねないぞ;;
ということから本人のセミナー参加はあまりオススメできないなと思いました。

通院、セミナー参加に関してはメリットとデメリットをじっくり考慮した上でご自身が納得できる決断をされてみてはいかがでしょうか。

経験者なりに考えた場面緘黙の克服法

克服

私なりに、克服するためにはどうしたらいいのか色々と考えてみました。

声の共有

そこで思いついたのが「トラウマにならない程度の声の共有」をしてみてはどうだろうかということ。

人前で視線を浴びながら話すと、恐怖心が高まってしまうので、
声だけを少人数で共有することに着目しました。

どういうこと・・?この時点では言ってる意味がワカラナイという方が大半だと思うので、
どうやってそんなことを実現するのかご説明します。

内容

まず、場面緘黙症でお悩みの方ご本人に、
このブログの「お問い合わせ」より、「今回の発表テーマを教えて下さい。」と送信していただき、
その後、私より”今回の発表テーマ”を本ブログのメールアドレスより返信します。

発表テーマは期間で異なるように設定しようと思っていますが、
たとえばテーマを「場面緘黙症が原因で悔しかったこと」と設定したとします。

そのテーマに沿って、10分以内(時間内ならどれだけ短くてもOK)であなたのエピソードをボイスメモに録音していただき、お送りしていただきます。
発表テーマが気に入らなかった場合は見送っていただいて構いません。

例えば10人にボイスメモをお送りいただいた場合、私の方でそれをつなぎ合わせて、お送りいただいた10人にのみボイスメモを送り返すという仕組みとなっています。
10人のボイスメモのうちのひとつにあなたの声が入っているので、少し話せるようになった感覚と程よい緊張感が持てるのではないかという試みです。
テーマは場面緘黙症に関わることもあれば、「最近あった面白い出来事」など月ごとに変えていく予定です。

録音データは一切ブログ内で公開されたり、公に公開されることはありません。
ボイスメモのデータをお送りする際にも、他の人の連絡先やニックネームなどお送りすることは断じてありませんのでご安心ください。
さらに厳重にプライバシーをお守りするために、お問い合わせいただく際、本名や住所、生年月日など個人が特定できるような情報は入力しないようにお願いします。

ご了承いただきたい点

募集したものの、
全然応募してくれる人がいない or 対応しきれないほどの数の応募があった場合は打ち切りになる可能性がありますのでご了承ください。
なお、誰かからバッシングを受けた場合も心が折れて中断する可能性もあります。笑

前もって申し上げておきますが、これは初めての試みなので成功するかしないかは「イチかバチか」です。

この行いは、場面緘黙症で悩む人が少しのスモールステップを踏みだせるように考え出した策です。
体力の続く限り、ボランティアで行い続けたいと思っています。

仮に似たような商法でお金を請求してくるようなサイトや業者が出てきた場合は無視してください。
そのような人の心を踏みにじるような方法をとってだまし取ろうとするような団体は、本ブログとは一切関係ありませんのでお気をつけください。

流れを簡単にまとめてみました。

流れのまとめ

①お問い合わせより「今回の発表テーマを教えて下さい。」と送信
②今回のテーマを当ブログよりあなたへ送信
③テーマに沿ったエピソードを10分以内でボイスメモに録音&当ブログのメールアドレスへ返信
④当ブログより数人のボイスメモ+あなたのボイスメモが届く

これで少しでも多くの人に勇気を持ってもらえて、今まで出来なかった新しいことに挑戦してもらえたら、本当にこのブログを運営してきた甲斐があったなと思います。

企画倒れする可能性もありますが、しばらく様子を見ながらやってみます。

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