こんにちは!
私は小学1年生~6年生までの間、場面緘黙症を患っておりましたが、
失語症や失声症との違いについてあまり理解していませんでした。
今回は、それぞれの違いについて、症状がどのようなものなのか、
特徴と共にご紹介していきます。
場面緘黙症、失語症、失声症の違い
場面緘黙症とは
一般的に2歳~5歳までの間に発症することが多く、家庭などでは話すことができるのに、学校などある特定の場所で言葉を発することが出来ない症状のことを指します。
場面緘黙症については、こちらの記事でさらに詳しくご紹介しているので良かったらご覧ください。
また、世界仰天ニュースでも取り上げられていた記事があったので、
そちらも載せておきます。
失語症とは
脳梗塞や脳内出血などの脳血管の障害や、
交通事故や転倒などによる脳外傷によって、言語中枢が損傷して起こる言葉の障害です。
「失語症」は“話せない”というイメージがあるかもしれませんが、
よく話すけれど、何と言っているのか分りづらいという事例もあります。
また、損傷を受けた脳の場所や大きさにより変わってきますが、
【話す・聞く・読む・書く】
これら全てに何かしらの影響が出るのが特徴です。
・言い間違えてしまう
・相手が言っていることはわかるのに、話している内容が理解できない
・文字が読めない、読めるが意味がわからない
・文字が書けない
など症状は様々です。
失声症とは
心因性失声症とも言われ、主としてストレスや心的外傷などによる心因性の原因から、声を発することができなくなった状態のことを言います。
主に思春期や更年期の女性に発症が多いのが特徴です
(男性でも発症することはあります)。
精神状態が安定すれば元に戻ることが多く、数日で治ることもあれば、数か月、一年など長期に渡ることもあります。
まとめ
3つの違いを簡単にまとめてみました。
不安になりやすい気質を持った子供が幼少期に発症しやすく、特定の場所で話せなくなる期間が長期間続く。【失語症】
脳の外傷によって言語中枢が損傷し話せなくなる、話しづらくなる。【失声症】
ストレスなど心因性の原因から思春期や更年期の女性に発症しやすく、精神状態が安定すれば改善する。
場面緘黙症含め、それぞれの症状の違いを知って頂くことで、
周りの方のサポート方法も少し変わってくると思うので、多くの方に認知して頂けると嬉しいです。
ここまでご覧頂きありがとうございます。
場面緘黙症を克服するために、周りがどのようなサポートをすればよいのかという記事や、克服してからの人生について書いた記事もありますので、
よかったらそちらも合わせてご覧ください。
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