私は子どもの頃から八重歯があり、なんといっても奥歯の親知らずが絶望的だったため20代からずっと歯列矯正を考えていました。
しかし、タイミングを図りすぎてズルズルと30代に到達し、34歳で歯列矯正を始めました。
ちなみに開始時は前厄で、本厄真っ只中です。
大人になってから歯列矯正をしようと思った理由
八重歯がチャームポイントと言われていた時代は終了し、海外に縁のある私は「海外では八重歯はドラキュラだと言われる」などといった迷信を胸に抱えながら海外に行ったわけですが、歯並びに関してはそんなに何も言われることはなく、海外にも意外と歯並びの悪い人がいることに気づいたため、審美的な面ではそこまで気にしていませんでした。
しかし、歳を重ねるごとに親知らずの存在が気になる+夜にどんだけ隅々まで歯を磨いても朝の口臭が気になったため、衛生的な面で矯正した方が良いなと判断したのです。
本厄ながらも今この機会を逃すと、またズルズルと歳を重ねていくだけだと思ったので、今だ!と思った時点で行うことにしました。
今、生活や環境が大きく変わっていますが、今だ!と思ったときにやっていなかったらそれ以降はやっていなかったと思います。
また、周りで35歳と50歳で矯正治療をしている人がいて、みんなの歯並びが綺麗になっていくのを見たことに背中を押してもらったのかもしれません。
歳を重ねると歯が動きづらいとは言いますが、50歳の方は1年で受け口から正常な位置に戻り、2年目で装置を外し、歯を安定させるリテーナーだけになるという爆速矯正を実現していました。これにはびっくり。
親知らずと歯列矯正の関係性
親知らずについて、これまでいくつか歯医者さんに相談してみたら、回答がまちまちで
「埋まっているなら特になにもしなくて大丈夫」という歯医者さんや
「これは抜いた方がいいね」という歯医者さんがいました。
20代前半の時に、前者のアドバイスを鵜呑みにして親知らずを抜かなかったのですが、
もう少し早めにしっかりとリサーチしておくべきでした。
矯正治療の前に親知らずについて色々調べたところ、
・将来歳を重ねていったときに親知らずが突然痛み出し、炎症を起こすきっかけになる場合もある
・年齢が上がるにつれて骨が硬くなり、傷口の治りも遅くなる
・矯正をするなら親知らずを抜歯しないと歯並びに影響が出てくる
などの点から、これは矯正と共に親知らずを抜く流れがベストだと行きつきました。
絶望的な親知らずのレントゲン写真をご紹介↓
まずは右側
上の方は完全に埋まっていますが、下の歯が真横を向いていて、隣の歯が殴られている最中の人のように見えてきます。
見事にレントゲン写真とイラストが一緒。笑
そして左側
こちらも殴ってる面積は少ないけど同じですね。
ちなみに、右側の下の親知らずは少し炎症を起こしてきていて、歯茎が少し腫れてきています。
この親知らずはかなり抜くのが難しいらしく、普通の歯医者さんでは抜けなくて、口腔外科または大学病院で抜いてもらう必要があるそうです。
そこで矯正歯科をいくつか回って親知らずについても相談することにしました。
矯正歯科の選び方
一時期、ニュースなどで問題になっていた矯正歯科が突然事業を停止して一括で最初に支払ったのに返金されなかった件や、「実質無料で治療できる」などといった詐欺的な商法に引っかかり、結局高額を支払う羽目になった人や健康被害を訴える人がいたのをご存知でしょうか。
そのような出来事をテレビで見ていたので、慎重に歯列矯正のドクターを選ぶ必要があると考え、どうしたら信頼できるドクターか判断できるのか色々と調べてみました。
矯正歯科の判断基準
・日本矯正歯科学会の認定医であるか
まず初めに、お住まいの地域の近くに歯列矯正の認定医がいるか日本矯正歯科学会のウェブサイトから確認してみます。
私はここで、自宅から通える範囲に数人認定医がいることを確認します。
その認定医のウェブサイトに訪問して、治療方針などを確認します。
この段階で、私はそのうちの1人を候補から外しました。
というのも、その先生が月に1回の診療となるため「予定を合わせるのが難しい場合はインビザラインでの矯正をおすすめします。」と記載してあるのを見て、ここは患者さんに寄り添ってくれるところではないのかもしれないな・・・と判断しました。
・実際に面談して判断する
面談をすることで、この先生が本当に信頼できるか人となりを通して判断する材料になります。
大体の流れは「面談」→「検査」→「面談」といった流れで、それが1日で終わる場合もあるし、2日に分けて行うところもあります。
面談から検査まで全て無料というところもありますし、面談は無料だけど検査費用はかかるというところもあります。
また、矯正歯科によって治療方針は異なります。
①最初に親知らずと矯正治療のために抜く歯を全部抜いてから、矯正器具をつける流れ
②最初から矯正器具を段階的につけて歯を動かしてから、抜きやすくなったタイミングで抜歯を行う流れ
この2種類に分かれたのですが、②の先生の言っていることが的確だったのと、段階的に行なってもらえるため、負担も少ないかと思い、②の矯正歯科に通うことにしました。
親知らずについても、矯正を進めていって抜きやすいスペースを確保できた段階で抜くという方針なので安心感があったのも決めてです。
最初は、面談から検査まで全て無料(2日間かかる)のところに行って、面談の段階ではほぼそこに確定しようかと思ったのですが、2回目に訪れた時の検査の雑さと先生の言動に疑問を持ち、そこはやめました。
結局、検査費用は別途かかりましたが、「認定医」と「臨床指導医」の資格を持った、信頼できて治療の流れも体に負担が少なそうなところに決めました。
・費用や支払い方法も確認しておく
トータル金額と、支払い方法は矯正歯科からも提示があると思いますが、もし説明が不十分な場合はスッキリするまで確認しておくべきです。
私は歯に装着するブラケットをシルバーから白に変更するオプションを追加してトータル76万円でした。
それに月々の調整費用がかかってくるといった感じです。
支払い方法は一括でも分割でも可能で、分割の場合でも追加の手数料がかからないため分割払いで月々支払っています。
それでは矯正開始後のメリット、デメリット等をお伝えしていきます。
大人になってから矯正はやらなきゃよかった!?
いざ矯正開始!
最初の最初は、ブラケットに慣れさせるためか左右上下の奥から2番目の歯だけにブラケットを装着されただけでした。
ブラケットはワイヤーを通すための土台で、上の写真はクリアですが奥歯はシルバーのものが装着されています。
4つだけを装着されただけですが、それだけでもかなり違和感があって、露骨に頬に当たるのでほっぺたが切れたりしました。
これにも慣れというものがやってくるもので、2週間ほどすればそこまで気にならないようになりました。
問題は2回目、上の歯にワイヤーを通す日以降のこと・・・。
ワイヤー通して2日後、弱音を吐く
2回目の通院で、ついに上の歯にワイヤーが通されました。
当日はついにやったぞー!という気持ちと、痛みもそんなになかったので、
な〜んだ、矯正治療って痛いっていうけどこんなもんか。と高を括っていたのです。
そもそも注射も刺される瞬間を見るタイプなので痛みには強い方だと自負していたのもあります。
その日は余裕でとってもHAPPY♪ブラケットがなんだか可愛く思えて、めちゃくちゃ笑顔で写真を撮ってもらいました。
痛みはないのにちょっとイタいぞ。
でも、笑顔を作ってもそれほど目立たないので、やはり白いブラケットを選んでよかったなと思いました。
問題は次の日。
朝、ロールパンを食べようと何の疑いもなく「あむっ」と齧り付いたところ
いっってぇぇぇぇぇえええええええ!!!!!!!
尋常じゃない。
痛い。痛すぎる。もう何も食べられない。
これを数年つけるなんて無理。死ぬ。耐えられない。
ってほどの痛みで。
例えると、上の歯全部虫歯になったんか?
っていう痛みで。
速攻矯正治療の経験者であるパイセンにメッセージ。
「私も矯正始めたんですけど、食べる時クソ痛すぎてこれからやってける気がしないんですけど」
と装着2日目で速攻弱音を吐きましたわ。何が見た目可愛いと浮かれてたんじゃい。
さあ、この痛みが引く時はやってくるのか、そして他にも体調の変化が・・・?
続きは後編で・・・(近日公開予定)
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