こんにちは!
このブログのプロフィールや場面緘黙症に関する記事でもご紹介しておりますが、私は小学1年生~6年生までの6年間、友達との会話は基本的に筆談でした。
その筆談生活を経験したからこそ、感じたことや今に活かされていることをまとめてみました。
6年間の筆談生活を乗り越えて
現在、場面緘黙症という症状を抱えている方、
「場面緘黙症は良いことなんてひとつもない」と、自己嫌悪に陥っていませんか?
あなたは気付いていないかもしれないけれど、そんなことはないんです。
今回は、私が場面緘黙症を乗り越えたからこそ身に付いた感情やスキルなど、
良かった部分をお伝えしていきます。
場面緘黙症は悪いことだけではないということを認識して頂ければと思います。
ただし、これから書くことは全て私の経験から得たことで、それぞれに個人差はあると思いますので、参考までに読んで頂ければ幸いです。
克服したからこそわかるメリット
②書く・作る能力が身につく
③人に対して優しくなれる
①人の気持ちを察知する能力が身につく
これは、話せない状況にあると、人の動きを客観的に見ることができ、
他の人が気付いていないことに、いち早く気付くことが出来るようになります。
そのため、その人が何を求めているのかが自然とわかるようになるという能力が身に付きました。
本当に不思議な時期があったのですが、高校生時代、学校で話すのに慣れてきたころ、
“人が周りに見せない芯の部分(悩みなど)”が手に取るようにわかるようになってしまいました。
なんだか違和感を感じて何人かの友達に
なんでわかったん?怖っ!笑
ということがありました。
あれはなんだったんだろう・・・。
高校を卒業し、社会人になって販売員をしていると、そういうことがなくなりました。
手あたり次第、お客様に声掛けするように訓練されたせいかも?
ただ、今でも初対面の人で何か「もやっ」と表面上では隠しきれていない闇を感じてしまうことはあります。
おそらく表情などで自分の体が勝手に察知しているんだと思います。
これは普通に話せる人でも感じているかもしれませんね。
②書く・作る能力が身につく
私の場合は筆談生活を続けていると、書いたり、作って表現することに長けました。
自分の世界に入って集中するのが好きなのかもしれません。
そのため、学校の書道で入選することも何度かあり、美術などの評価も良く、「ものづくり」をすることが好きになりました。
しかし普段の筆談は雑なのもあり、
Sakiの字は、ぱっと見キレイそうに見えるけど、よく見たらそんなことないな。
と教習所の先生に言われたことがあります。
失礼なやつめ!と一瞬思いましたがまさにその通りです。笑
③人に対して優しくなれる
人の痛みがわかるようになるので、基本的に人に対してやさしくなれるかなと思います。
しかし、甘えから大切にしないといけない人にほど、適当にあしらってしまうことがあるので、全てに対して完璧なほど優しいというわけではありません。
そしてどうでもいい人や、無礼な人には優しくありません。
今までの人生で本気で怒ったことは、覚えている限り2回しかないので、
基本的には優しいと思います。
苦しんでいるあなたに伝えたいこと
上記に述べたように、苦難を乗り越えたからこそ得れた良い点もある、ということに気付けました。
乗り越えたといっても、今でもたまに複数人と話す機会に遭遇すると、思うように話せなかったり体が硬直することはあります。
今、場面緘黙症で悩んでいるあなたはとても苦しいと思います。
しかし、あなたが今まで苦しんできた期間は、全く無駄ではないということを受け止めてあげてください。
そして、あなたには変われる可能性があるということを忘れないでください。
変われた時、これらの経験があなたの強みになる日が訪れるはずです。
コメント
初めまして。
私のステップドーター19歳(場面緘黙症と思われます)についてお話をしたいのです。
お力をお貸しください。どうぞ宜しくお願いいたします。
ノリコさん、コメント頂きありがとうございます。
直接ご連絡させて頂きますので、そちらで詳細をお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
Saki
はじめまして
sakiさんの記事読ませていただきました。
私も、現在場面緘黙症と思われる症状で悩んでいます。
色々相談したいと思い連絡させていただきました。
いちごさん、はじめまして。返信が遅くなってしまいすみません;;お力になれるかは内容によって変わりますが、出来る限りでお手伝いできたらと思います^^直接ご連絡しますので少々お待ちください。