さあ、とうとうやって参りました!
6日間の旅の最終日でございます。
2日目(1/26) ブラジリアンフェスティバル & シティ散策
3日目(1/27) ホビット村 & Waitomo洞窟
4日目(1/28) Waiheke Islandでワイナリー巡り—ここから2日間は通っていた学校のクラスメートと一緒にレンタカーで旅行—5日目(1/29) Rotorua間欠泉, Lake Taupo, Huka falls, Honey Hive
6日目(1/30) Tongariro national park 世界遺産 登山
前回は、不安しかないというような所で区切りました。汗
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今回は「Tongariro Alpine Crossing」という山登りに挑戦します!
登山前の2人は少し不安だった・・・。
・2人とも1日目の旅で疲れ切っている
・宿が暑すぎて睡眠不足
・朝7時から登山(最短でも6時間20分かかる)19.4km
・登山後の疲れ切った体で、4時間半かけてシティに帰らなくてはいけない
ポジティブ思考を志す私に、
不安要素がこんなにあってもいいのかってぐらいありました。
しかし、ここは乗りかかった船!!
朝のシャトルバスが出発してからそのことについては一切考えないようにしました。
ロッジのご夫婦が素敵すぎる
シャトルバスで登山口へと出発する前にロッジを経営されているご夫婦のお母さんに、
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昨日の夜、部屋は暑かったかしら?
と聞かれたので、
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めちゃくちゃ暑かったです!
というと、
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普段はこんなことないのよ。他に泊まっている人たちから、エアコンとかないの?って聞かれたんだけどね、
普段はもっと涼しいぐらいで、こんなに暑かったことなんてここ20年ぐらいなかったの!
普段は寒いぐらいだから昨日は自然のヒーターが付いたようなものね^^
と話してくれました。
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・・・私たちはラッキーだったのか?
そういうことにしておこう。
そしてそのお母さんが山登りについて山のマップを使い、
指揮棒つきで説明してくれます。
トイレの設置場所などについても案内してくれるので安心です。
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途中でもし行きたくなっても、
その辺の岩に隠れてしたらいいのよ!Hahaha^^
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hahahahaha^^
そんなお母さん、好き。
旦那さんがシャトルバスを運転してくれて、登山口まで連れて行ってくれるのですが、
その旦那さんも同じく陽気で本当に素敵なご夫婦なんです。
↓シャトルバスがこちら
登山口まで到着するまで、
Tongariroやその周辺のことについてガイドしながら運転してくれます。
ここでトンガリロについて、どういった所なのかご紹介します。
【トンガリロ国立公園について】
国内最古の国立公園で、1800年にわたり噴火し続けた火山の存在と、マオリ族の聖地という歴史的重要性が評価され、ユネスコ世界複合遺産として登録されています。
トンガリロ国立公園はトンガリロ山、ルアペフ山、ナウルホエ山という3つの火山を中心に広がっています。この雄大な山々と、エメラルドブルーに輝く火山湖、活火山周辺に湧き出る温泉、山間のさわやかな草原など、絵に描いたような美しい景色が有名です。
世界遺産であると同時に、一年中、トレッキングやスキーなどを楽しめる環境でもあり、リゾート地としても高い人気を誇ります。
世界複合遺産とは、自然環境の面からも、人間が作り上げてきた文化的な側面からも残すべき価値があると認められた遺産です。
1000件以上のユネスコ世界遺産のなかでも、トンガリロ国立公園のように、複合遺産として登録されているものは35件しかありません。
トンガリロ国立公園は、1990年に自然遺産で登録され、そのわずか3年後の1993年にマオリ族の聖地という文化的価値も加味されて、
世界初の複合遺産になりました。
出典:https://www.travelbook.co.jp/topic/8300
・キウイの横断に注意
登山口への道の途中、この看板の前で一旦停まります。
夜はキウイ(ニュージーランドの国鳥)の横断に注意してくださいという看板。
夜行性のキウイは夜に行動するため、このような標識が立てられています。
元々1000万羽ほどいたキウイでしたが、今では天敵のいない環境に適応していることから、ネコやネズミ、イタチなどの人間が作為的に持ち込んだ動物の影響で雛が食べられてしまい、3万羽ほどまで減少して危機的な状況だそうです。
なので、私たちが出来る限りキウイを守らなくてはいけないということですね。
・山の特徴
↓山が近づいて参りました。こちらはナウルホエ山。
富士山に似ている山として有名な標高2291メートルの火山です。
20世紀後半まで何度も噴火していたようですが、
1977年の噴火を最後に噴火していないようです。
ちなみに、私たちが登るトンガリロ山は標高1967メートルの火山です。
最近では2012年に噴火しています。
↓こちらはルアぺフ山。山頂には雪が残っていました。
3つの峰を持ち、そのなかのタフランギ峰(標高2797メートル)はニュージーランド北島の最高峰だそう。
さて、登山口に到着しました!!
いよいよ登山開始!!
ちなみに出発地点と終着地点は異なります。
迎えのバスは2時から5時まで一時間ごとに来てくれるとのことです。
![](https://ltlylblog.com/wp-content/uploads/2019/05/IMG_0554-2.jpg)
あ、ちょっと待って!!
コンタクト入れるん忘れとった!
と登山口でコンタクトを入れる人、なかなかいないのではないでしょうか。
気を取り直して、
出発時間は7時50分。
さて、一体何時間かかるのでしょうか!?
最初はこのように歩きやすく整った道が続きます。
今回写真や動画を見返していて気付いたのですが、デジカメのレンズが汚れておりました。
そのため一部濁っております;;
見返す度に、
悔しいです!!
天気が良すぎて気付かなかったーー;;チーン。
道は徐々に険しくなっていきます。
登る前に、
![](https://ltlylblog.com/wp-content/uploads/2019/05/IMG_0554-2.jpg)
ここ登りたくなさすぎる。
と思わず口から出てしまったぐらいの場所があるのですが、
絶望的すぎて写真を撮り忘れてしまいました;;
ちなみにどんな場所かというと、
無数に階段が続きます。
一気に登ったら確実にやられます。これぞ地獄階段。
途中で呼吸を整えながらじゃないと、登れませんでした。
前の人を追い抜き追い越され、というのがここで繰り返されます。
・一旦休憩しないとやばい
登り切ったところに、腰を掛けれるスペースがあったので、
そこで沢山の人が休憩をしていました。
私たちもさすがにエネルギー切れだったので、10分間くらい休憩することにしました。
↓ロッジの方が用意してくれたランチ。これに水2本が付いています。
朝にリンゴを食べるのが良いと聞いたので、リンゴを摂ることにしました。
これが良かったのか、2人とも回復したような気がしました。
私たちはプラシーボ効果が効くタイプの人間ですね。
・トイレ事情
ちなみに、トイレは結構数ヵ所に現れます。合計6回くらいは見たかな?
しかし予想されているとは思いますが、綺麗とは言えません。
ハエがめちゃくちゃたかっております。
でもこれはどうしようもないので、トイレは我慢せずに行きましょう!
これも経験のひとつ^^
・登頂に近づいている予感
だんだんゴールに近づいてきている気配が。
↓スターウォーズっぽい。(※個人的な見解です。)South Crater
本当にここは山の上なのかと思ってしまうほど壮大なクレーター。
この先の山を登り切ったらエメラルドグリーンの湖が見れるんじゃないの!?と期待。
これがきっと最後の登り坂だと信じて!!
登り切った~~~!!!
そして辺りを見渡す。
なんと!!
・・・思ってたんと違う。
でもこれもすごく壮大な景色!!
持ち上げるねぇ~。
しかしその先にRed Craterが。
↓こちらは歩いてきた道です。
こうやってみるとかなり細い道に見える。
ちなみに左手に見えるナウルホエ山は、
映画「ロード・オブ・ザ・リング」で主人公フロドが指輪を投げ入れる名シーン「滅びの山」の舞台となった山です。
↓目線を左にやると、またもや山道が。
これがラスボスか。
急な坂に見えますが、この坂はあの「地獄階段」に比べると、大したことありません。
そしてようやく登頂!!!
ここまでかかった所要時間はだいたい3時間半。
とうとうお目見え!美しすぎる風景
↓登頂から見る風景はこんな感じ
うわー!!!
すごい!!!!
ほんまに山の中にエメラルドの湖がある!!!
左奥に見えるのがブルー湖、右に見えるのがエメラルドレイクスです。
この登頂からエメラルドレイクスに到達するまでに何を苦労したかというと、
下り坂が急すぎる件です。
2回くらい尻もちつきました。
砂が柔らかく靴がのめり込むので、トレッキングシューズでも埋まっているような感じでした。
ちなみに私はスニーカーで行っています。
(冬場は滑ると思うのでトレッキングシューズが必須だと思います)
山の頂上にこんなご褒美があるなんて、こりゃみんな登りますわ。
(登りたくなさすぎる。って言ってたの誰)
本当に神秘的でした。
イエーイ!!本当に登り切ったぞーーーー!!!
水面の近くまで行ってみました。本当にエメラルドグリーン。
心が洗われます;;
エメラルドレイクスの近くの岩に腰かけて、ランチを頂きました。
サンドイッチがボリューミーで、めちゃくちゃ美味しかった!!
ピクルスとかも手作りかな?という味ですごく元気が出ました^^
↓こっちのレイクも色が所々変わっていて宝石のような輝き。うっとり。
↓こちらはブルー湖です。
ここまで来たんだなー!と実感。
・甘く見ていた下山
山頂でだいたい30分くらい?休憩して、山を下ります!
これが、2時間ぐらいで着くもんだと勝手に思っていたのですが、行きと同じくらいかかります。笑
もうすぐかなぁ!
と言いながら何回「まだや」と思ったことか。笑
最後らへんは山の中を歩いていきます。
ゴールは突然やってくるものです。
エンジンの音が聞こえたのです。
この音は私たちにとって神!!
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今度こそゴールちゃうん!?
と言ったら本当にゴールでした。
はあ~~~~~!!!
やりきった!!!
足ガチガチ。
ふくらはぎと太ももが本当に大変なことになりました。
到着したのは2時45分。約7時間かかりました。
休憩抜くとだいたい6時間半だから、頑張った方じゃない!?と自画自賛。
しかし私たちはここがゴールじゃないんです。
このクタクタな状態で4時間かけてオークランドまで戻らないといけないんです。
疲労感MAXで4時間かけてオークランドへ
シャトルバスでロッジまで戻り、レンタカーへ直行し、
眠たくならないうちに運転しておきたかったので、
![](https://ltlylblog.com/wp-content/uploads/2019/05/IMG_0554-2.jpg)
先に運転する!!
と言って運転させてもらいました。
Sakiだけに。(全然面白くないけどこのやりとり人生で1000回以上してきた)
途中でガソリンを入れて、しばらく走って半分くらいの所で運転を交代するとき、
いや足なに!?鉛でも入ってんのかっていうぐらいカチコチ。
しかし、1人がナビ、1人が運転なので寝ずに帰りました。
ほんまに眠たくなった時は途中どこかで停車して寝よう!
と言っていましたが、
寝ていないわりに意外と眠たくなりませんでした。
・無事オークランドに到着するも・・・?
そして最後にもう一度ガソリンスタンドでチャージし、
暗闇の中、蛾がたくさんぶつかってきて汚くなった車を軽く洗い、車を返却!
というはずが、その日はレンタカー屋さんの近くでイベントがあったようで、
返却するスペースに車がいっぱい停まっていて停める場所がない。
ギリギリ車1台分入るんじゃない!?っていうスペースを見つけたので、縦列駐車。
縦列駐車の自信があるわけではないですが、どちらかがやらないと停める場所がないので
友達の声を聞きながら何回も切り返してやっと入庫完了!
前後の車との差10cmちょいしかない。笑 これこそ共同作業の賜物。
何気に私はMTの免許を持っているのです。
(といってもMTに乗らないので乗り方忘れてる。ただ言いたいだけ)
無事、車も返却して結局解散したのが夜の9時過ぎ。
お疲れ様でした!
本当に一緒に旅してくれた友達、そしてこの旅で出会った人達に感謝!!
長くなりましたが、ここまで読んで下さり本当にありがとうございます!!
感謝の気持ちでいっぱいです!
これからもナイスな情報をお届け出来るよう精進します!
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