天国の階段と呼ばれる世界遺産へ~フィリピン・バナウェ~

Rice Terracesにて5人で記念撮影 海外生活
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フィリピン留学に関する情報をこれまで2記事アップしてきました。

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私がフィリピン留学をした理由、フィリピンのどこに留学するか、学校を決める際にやったことなど簡単にまとめました。なぜフィリピン留学をすすめるのか、皆さんにフィリピンの魅力を知ってもらえたら嬉しいです。
フィリピン留学の魅力
フィリピンへ留学するメリットや、留学して気付いたこと、感じたことをまとめました。この記事を読んで、フィリピンへ留学したい!と思ってくれる方が増えたら嬉しいです。

今回は、その留学の中で訪れた、一生忘れられない旅をご紹介します。

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世界遺産・コルディリェーラの棚田について

フィリピンのバナウェという所に、
とっても大きなライステラス(棚田)があります。

私は、フィリピンに到着した直後、学校の掲示板に貼ってあったライステラスの写真を見て、

絶対ここに行く!!!!

と決めました。

しかし、そのライステラス(棚田)って何?っていう方のために
少しだけ情報を追記します。

棚田は山の斜面や谷間の傾斜地に階段状に作られた水田のことで、
バナウエの棚田と呼ばれるものはフィリピン・ルソン島のコルディリェーラ山脈にある棚田群です。
普段、「バナウェの棚田」と言ったり、「コルディリェーラの棚田」と言ったりするのでややこしいですが、正式には1995年にコルディリェーラの棚田として世界遺産に登録されました。
英語での名称は:Rice Terraces of the Philippine Cordillerasです。
先住民族であるイフガオ族がこの棚田群を2千年以上の月日をかけて築き上げてきました。
総面積は約2万ヘクタール。
すべてを合わせると、その長さはなんと2万キロあるとのことで、
この規模の棚田は世界最大とも言われています。
そして壮大な棚田は別名、「天国への階段」とも言われています。

この場所のことを親友に話したところ、彼女もまた同じ気持ちでした。

そこで、行けるメンバーを集めることにしたのです。
最初は、結構人数が集まったのですが、
道なりの険しさや所要時間、金額などを考慮して、
かなり人数が減り、結局残ったのが3人でした。

1人しか増えず。笑

結果的に5人集まって行くことになったのですが、
みんな人間出来すぎというぐらい、良い人ばかりでした。
5人の割に国籍豊かで、台湾・韓国・中国・日本から集まり、
このメンバーで旅が出来たことに本当に感謝しています。

バギオからバナウェまでの交通手段

行く前に、綿密なスケジュールを立てる必要がありました。

学校からバナウェまでは、約6~8時間かかります。

まずはバナウェまで行くバスまたはVanを探さなくてはいけなかったのですが、
ネットで得た情報を元に、バス会社(Ohayami Bus)に行くと、
予約でいっぱいだったか、出発時間が遅かったとかで、
バスに乗れませんでした。
ネットではOhayam Busの情報が結構乗っているのですが、
予約できなかったという人や、乗れなかった人も結構いるみたいです;;

そこで、そのバス会社のところにいた謎のおじさんの紹介で、
違う所へ連れて行ってもらいました。
運よく、1時間後に出発するVanがあるから、乗れるとのことでした。

謎のおじさん、感謝!!!!
あのおじさんに出会えていなければきっとこの旅はスタート出来なかった気がします。

そこの会社の情報がなかなか見つけられなかったのですが、
ようやく見つけられました!
今後行かれる方の参考になれば嬉しいです^^


ITTAG Inc.という会社です。
私たちは運よくその日の便に乗れましたが、
念のため予約しておいた方がいいかもしれません。

Vanは他の人と乗り合いで12人ぐらいだったかな?
予想していた以上にVanの金額が相当安くついた記憶があります。
バナウェに行くまでの道のりで降りる人も何人か居ました。
そして、途中何回かトイレ休憩やランチ休憩があったのですが、そのトイレも、
これトイレですか?っていうぐらいの、
地面に穴が開いているだけのトイレで、トイレットペーパーはなく、
タンクの水を使うパターンでした。
バナウェに行くまでのトイレ休憩
こういうときのためにも、気になる方はティッシュとビニール袋は必須だと思います。
そこへたどり着くまでの道も、全てが舗装されているわけではなく、
ガタガタだったり、結構危険な道だけどガードレールがなかったりします。
けど運転手さん、めちゃめちゃ飛ばすんですよね。
心の中で、何回お祈りしたかわかりません。

宿泊先情報

そして何とか無事にHostelに到着しました。
私たちが泊まったのは、
Banaue Evergreen Hostel and Restaurantという所です。
エバーグリーンロッジの受付
こんな感じで、清潔感もあって綺麗なところでした。
エバーグリーンロッジのリビング
ちなみに、5人部屋を予約していたんですが、
うち1人が男の子だったので、気を利かした受付のお姉さんが、
男の子に向かって
「今なら1部屋空いてるからあなたはそこの部屋使っていいわよ^^」
と言ってくれました。
そういう予約の仕方してなかったのに、なんという太っ腹なサービス!
ありがたや~。
【宿泊先情報】
Banaue Evergreen Hostel and Restaurant
住所:Ilogue Tam-an First and Second Floor, Banaue, 3601 Ifugao
電話番号:+63 905 142 3769
予約サイト:Booking.com
そして、受付で翌日棚田に案内してもらうVanとガイド兼ドライバーさんの予約を行いました。
メインとなるBatadの棚田に行くためには、よほど慣れていない限りガイドさんは必須です。
途中で何かあっても現地のことを把握していなければ対応できませんし、
道に迷う可能性もあるからです。
棚田のビューポイントなどが書かれているマップがあったので載せておきます。
バナウェのマップ

いざ、バナウェの棚田群へ!!

翌朝、ガイドさんに連れられて色んな棚田のビュースポットへ訪れました。
ライステラスのビューポイント

バナウェのRice Terraces
これらが人間の手で作られたものだなんて、
信じがたいくらい壮大でした。

それから私たちは、メインでもあるBatadの棚田へ行くことにしました。

Batadの棚田とは、写真などでもよく目にすることが多い、バナウェで一番メジャーな棚田です。
バナウェまで来てBatadの棚田を見ずに帰るのは少し勿体ないので、
是非行かれることをオススメします。

Vanのガイドさんに、Batadの近くまで送ってもらい、
そこからは徒歩じゃないと行けないので、
別のガイドさんを紹介してもらって世界遺産を目指すことにしました。

ここで、私たちはVanのガイドさんと一旦お別れだと思っていたのですが、
なんとガイドさんも、長いこと行ってないから一緒に付いてくるとのこと。笑
なんか嬉しい。

それで、しょっぱなからこんな感じの道。
ちなみに赤い服を着たのがVanガイドさん。

Batadの棚田までの道のり

いやもうこれ、崖やん。

ここで何回も、無事帰れますようにとお祈りしました。

この度で何回お祈りしたことか・・・。

Batadのライステラスまでの道のり
しかも、底が見えないぐらい高い所にいるので、
落ちたら確実に生きて帰れないと思います。

この道をブロック担いでえっさと歩いていく少年たちの
生命力ったらすごすぎる。
重い荷物を運ぶ少年たち

歩くこと約40分くらいだったかな?

ようやくメインのBatadの棚田に到着しました。

Batadの看板
うお~!!!
これが世界遺産の棚田!!
Batadの棚田
生で見た時の感動は文字では表現できないくらい、
息をのむ風景で、心が洗われるような感じがしました。

ちなみに私たちはオフシーズンに行ったので水田に緑がないのですが、
田植えの時期に行かれると、もっと緑が生い茂っていて綺麗だと思います。

しかし、私たちはここへ辿り着けて、この景色を見れただけでも十分満足でした。

実は、この写真のさらに奥に、Tappiya Fallsという滝があるのです。
私たちの行動力は棚田だけに収まりません。

タッピヤの滝を目指してトレッキング

滝まで行こうじゃないか!ということになりますが、
これがまた、想像以上に時間がかかりました。

Batadから滝まで徒歩で約1時間半くらいかかりました。
しかし、それまでの道なりで棚田の間を歩いたり出来たのは、貴重な経験でした。

棚田の道を歩く私たち
途中で古民家があるのですが、
そこで出会った女の子に写真を撮らせてもらいました。
Batadで出会った女の子
ここで育ったらどんなに綺麗でピュアな心に育つんだろう・・・。

いろんな角度から見れる棚田は最高でした。
Batadの中間地点から撮った写真
Batadの棚田
Rice Terracesを背景にポーズを撮る私
このように滝までの道のりを満喫できるのも魅力のひとつです。

バナウェのRice Terraces

歩くこと1時間半、ようやく滝に到着;;

バナウェにあるTappiya Falls
ここまで来て見れた滝は、めちゃくちゃエネルギー感じる;;

滝で撮った記念写真
ちなみに私たちがスタートする時についてきたワンちゃん。
トレッキングについてきた犬
結局滝まで付いてきました。
滝まで付いてきた犬
すごいな、きみ。

ちなみにバナウェには犬がめちゃくちゃたくさんいます。
犬が苦手な人は、ちょっと圧倒されるかもしれません。

なぜそんなに犬がいるかというと、
犬好きの方もたくさんいると思うので大きな声(文字)では言えないんですが、

バナウェの人達は、たまに犬の肉も食べるそうです。

まじか・・・

しかし、そういった実際に起こっていることを知るということも、
一つの経験となりました。

余談ですがここから帰りの階段が長すぎて、
本当に「天国への階段」かと思いました。
過酷な階段の帰り道
その日、合計で歩いた時間は5時間ぐらいです。

さいごに

この旅で出会った人達や、共に旅した仲間、
そしてこの目で見た風景は一生の宝物として残ることとなりました。

この経験が出来たのも、
挑戦したから得れたことだと思っています。

この記事が、フィリピンでなくても、
新天地へ行く人、または新しいことを始める人たちや何かを克服しようとする人達の、
挑戦する糧に少しでもなれば嬉しいです。

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