海外に在住しながらNZ人と日本方式で婚姻届を提出する方法

konin手続き関連
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皆さま、明けましておめでとうございます!管理人のSakiです。

実は昨年、私事ながら「NZに住みながら日本方式で国際結婚」しました。
夫はニュージーランド人です。

元々、2020年の春に日本へ帰国し、その際に婚姻届けを2人で提出する予定だったのですが、
コロナウイルスの影響で帰れなくなりました。

そのため、しばらくどうやって結婚するか考えていたのですが、
ニュージーランド方式での結婚と比較した上で、私たちには日本の方式で婚姻届を提出する方が向いていると判断し、今回の決断に至りました。

私と同じように海外で外国籍の人と結婚したいけれど現地の方法だとなかなか難しい・・・、国際結婚って何をすればいいの?という方々が他にもたくさんいらっしゃるのでは?という思いから、今回はどうやって海外にいながら日本方式で婚姻届けを提出したのかをまとめました。

少しでも悩んでいる方の参考になれば幸いです。

※現在お住まいの国や、婚姻届を提出する市区町村により対応や提出する書類が異なる場合がありますので、確実な詳細はお住まいの国の領事館と市区町村へお問い合わせください。
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NZでの婚姻の仕方は3通り

ニュージーランド先行で婚姻する場合、手段は大きく分けて3通りあります。
まずはニュージーランド方式の婚姻方法をご紹介し、後に日本方式とどのように違ってくるのか比較していきます。

【ニュージーランド方式の場合】

①結婚登記所での結婚

ニュージーランド方式で最も簡略的な婚姻方法を選ぶならこの方法。

⇒登記官の元で誓いの言葉を述べた後、夫婦とその証人が結婚許可書(Marriage Licence)にサインをする(所要時間は約15分~30分)家族や友人の招待も可能。
※平日のみの対応

【式にかかる費用】ライセンス取得費用 $150 + セレモニー費用 $90 = $240

②挙式込みの結婚

挙式込みの結婚のうち2通りの選択があります。

■教会での結婚
⇒牧師さんや神父さんに執り行って貰う。

■結婚登記官による無宗教結婚
⇒自分たちの好きな場所(海辺、山、自宅、レストランなど)で無宗教の結婚式を挙げたい際に登記官に執り行って貰う。
【式にかかる費用】ライセンス取得費用 $150 + セレモニー費用(場所や司祭により異なる)

準備すること

【ニュージーランド側に提出】

■必要書類と手続き
・結婚予告書(Notice of Intended Marriage)
・結婚許可書(Marriage Licence)の取得
・婚姻当事者と証人2人のパスポート
・日本人の婚姻要件具備証明書(翻訳付き)
・戸籍謄本(翻訳付き)
・登記官への事前連絡、予約

どちらの方式であっても、結婚式の3日前までに結婚許可書を入手しなければいけません。
これを取得するためには、結婚登記官の前で宣誓供述し、記入済みの結婚予告書を提出します。
下記のリンク(NZ公式HP)よりオンラインでライセンスの申請が可能です。

Get a marriage licence
Before you get married, you need to apply for a licence. A licence confirms it’s legal for you to marry. It costs 0 if you use a celebrant, and a registry ce...

結婚登記官には事前に連絡し、予約する必要があります。

ニュージーランドの出生・死亡・婚姻登録登記所に結婚が登録された後、結婚証明書(Marriage Certificate)を取得。結婚証明書には、結婚登録官のスタンプが必要です。

「婚姻要件具備証明書」とは独身であることや年齢など、法的に婚姻することに支障がないことを証明するもの。

【日本側に提出】

ニュージーランド外務省にて結婚証明書の認証を受けた後、ニュージーランドの日本大使館または日本の市町村窓口に下記の書類を提出(婚姻成立日から3か月以内)

■必要書類
・婚姻届書(大使館備え付けまたはPDF
⇒日本人の本籍と婚姻後の本籍が同じ場合は2通《異なる場合は3通》
・戸籍謄本(日本人のみ)
⇒日本人の本籍と婚姻後の本籍が同じ場合は1通《異なる場合は2通》
・結婚証明書(原本)及び同和訳文
⇒日本人の本籍と婚姻後の本籍が同じ場合は1通《異なる場合は2通》
・ 外国人の婚姻時の国籍証明書及び同和訳文
⇒日本人の本籍と婚姻後の本籍が同じ場合は1通《異なる場合は2通》
・ 2人の身分証の写し各1通

ニュージーランド先行で婚姻した場合は最終的に日本の大使館にて報告的届け出(婚姻証明書類の提出)の手続きが必要となります。
詳しくは⇒【公式HP】Embassy of Japan in New Zealand
以上がニュージーランド先行で婚姻した場合の手続きです。
なんじゃこりゃーー!!・・・とやることがありすぎて頭を抱えそうですorz
式にかかる費用以外にも、書類を準備する際にかかる翻訳費用など別でかかってきます。
それでは、日本方式で婚姻する場合はどのように異なってくるのかご紹介しますね!

日本方式の場合

必要書類

【ニュージーランド人が用意する書類】
婚姻要件具備証明書(日本語訳付き原本)翻訳付きで$127
出生証明書(日本語訳付き原本)
・パスポート写真のコピー(「原本に相違ありません」と日本人のパートナーが記載し、その日本人の名前を記入)
・在留カード(あればでOK)
・離婚証明書(離婚歴がある場合のみ※日本語訳付き原本)

【日本人が用意する書類】
・婚姻届(日本書式)
・戸籍謄本
・本人確認書類(写真付きのもの)

※現在お住まいの国や、婚姻届を提出する市区町村により対応や提出する書類が異なる場合がありますので、確実な詳細はお住まいの国の領事館と市区町村へお問い合わせください。

これら上記の書類を日本の市区町村に提出するだけで手続きが完了し、ニュージーランドでも有効な婚姻として認められます。

ニュージーランド方式を先にまとめたが故、日本方式の楽さが一目瞭然!

日本先行という手段を選んだ理由

私たちが日本先行の方法で婚姻する手段を選んだのには、2つの理由があります。
上記でご覧頂いた通り簡潔だというのが一つ。

ニュージーランドでの方式で行うには、『事前準備⇒セレモニー⇒日本大使館に報告的届け出』と、いくつかのイベントをこなす必要がありますが、日本の方式であれば、日本の市役所に必要書類を提出するだけで手続きが完了します。

手続き完了後、ニュージーランドやニュージーランドの日本大使館への報告的届出などを提出する必要もないのでとっても楽です。

そして、ニュージーランドで婚姻するとなると小さくともセレモニーをする形になるので、私の気持ちとして、家族が不在のセレモニーはなるべく避けたいと思ったのがもう一つの理由です。

といっても、私たちは日本に直接自分たちの手で提出したわけではなく、海外に「住みながら」日本方式で婚姻したので、そこに至るまでに少し時間がかかりました。

実は最初に領事事務所で全力で否定された

元々、私の頭の中では、日本に直接婚姻届を出さない限り婚姻できないものと思っていました。
そこで母にお願いして、市役所と日本にあるニュージーランド領事館に婚姻方法を聞いてもらったのですが、その際のやりとりがこちら。

母からのLINE

母
今、聞いたんやけど、藤本を持って海外領事館に行ったらいいらしいよ
ふじもと?
大事なとこミスってる

相手が外国人でもいけるってこと?

母
ほんまにぃ(^^;
母

そうそう、一回領事館で聞いてみて!

「謄本」と打ちたかったらしいが「藤本」に変換されている。打ち間違いが異様に多い母。笑

ふと何年か前の兄の誕生日のLINEのやりとりを思い出しました。

母

〇〇、お単徐日おめでとう!素晴らしい一日となりますように。

身体無理しいなやぁ!

漢字!お誕生日

いとこ

お単徐日ありがとう(*’▽’)

母

お単徐日?(笑)さすが、ど間違えお母さんの子やなあ!(笑)

いやお母さんが間違えてますよ!

母

ほんまやあ!気ぃつけへんかったわあ;

今、笑いすぎて泣いてしもうたわ( ;∀;)失礼しました(;_;)/~~~

ちょっと話が逸れてしまいました、、汗

領事事務所からのズバッと返答

領事館で聞いてみて!とのことだったので、クライストチャーチの領事事務所に念のため電話で確認してみました。

領事事務所の人とのやりとり

私:「かくかくしかじかで~、謄本を持っていけば日本の方式で婚姻出来ると日本の市役所の方で伺ったのですが、ニュージーランドに在住しながら、日本の方式で婚姻することは可能でしょうか?」

領:「ニュージーランドに在住しながら・・・ですか?」

私:「はい、在住しながらです。」

領:「それは無理ですねぇ~」

私:「(一旦フリーズ)…そうですか。わかりました!ありがとうございます。」

ズバッと無理ですの一言で片づけられるとは思っていなかったため、一旦固まってしまいましたが、もう一度きちんと領事事務所ではなく、領事館に確認しようと心に決め、領事館に確認しました。

電話で少しビビった私はメールで確認することにしました;

ご担当者様

お世話になります。現在クライストチャーチに在住しております〇〇と申します。表題の件で詳細をお伺いしたくご連絡差し上げました。私は日本人で、パートナーはニュージーランド人です。

元々、今年の5月に日本へ一時帰国し、日本の方式で婚姻届を提出する予定でしたが、Covid-19の影響により帰国を取りやめました。

ニュージーランド方式で婚姻する手段もありますが、家族不在でのセレモニーはなるべく避けたく、可能な限り日本方式での婚姻届の提出がしたいと思っております。

以前、クライストチャーチの領事事務所へ電話で事情を説明し確認してみましたが、「ニュージーランドに滞在しながら日本方式で婚姻届を出すことは不可」との回答を頂きました。

そこで、どうにか方法はないものかと日本に住んでいる親に、役所と日本のニュージーランド領事館へ電話で連絡を取ってもらったところ、「ニュージーランドに住んでいても日本方式で婚姻届を提出することは可能」だと教えてもらったと言います。

もし本当に日本方式で婚姻届を提出することが可能であれば、それに必要な書類と手順をご教示頂けますでしょうか?
お手数をおかけしますが、ご確認のほど何卒よろしくお願い致します。

すると早速、翌日に返答が来ました。

〇〇様

メールを拝見いたしました。

届出には「創設的届出」と「報告的届出」の2種類があり、日本方式は「創設的届出」となります。しかしながら、日本人と外国人の創設的な身分行為に関する届出については、民法および戸籍法において外国に在る外国人が在外公館長に届出することができる旨の規定がない(外国に在る外国人には、戸籍法が適用されない)ことから、在外公館は当該届出を受理することはできないとされています。

したがいまして、在外公館において受理ができますのは「報告的届出」となり、クライストチャーチ領事事務所回答のとおり、日本人と外国人間の婚姻の場合には、外国の方式で婚姻が成立している場合のみに限ります。

上記のことから、在外公館では受理ができませんが、ニュージーランドにいながら日本人と外国人が外国において日本の方式により婚姻する場合には、届出人から直接当該日本人の本籍地の長に送付する流れとなります

日本方式での届出をご希望される場合には、直接届出人の本籍地役所へ必要書類等お問い合わせいただけますようお願いいたします。

なお、ニュージーランドで婚姻をし、それをもとに婚姻届を提出される場合(報告的届出)には、下記をご参照になりまして、お住まいの地域を管轄しているクライストチャーチ領事事務所へのご提出をお願いいたします。

https://www.nz.emb-japan.go.jp/visiting_japan/konin.html

https://www.nz.emb-japan.go.jp/visiting_japan/koningaikokujin.html

とのこと!

「ニュージーランドにいながら日本人と外国人が外国において日本の方式により婚姻する場合には、届出人から直接当該日本人の本籍地の長に送付する流れとなります。」

ということはやはりニュージーランドに在住しながら日本方式で婚姻することが可能なんだ!ということがわかり、再度母に確認を取ってもらいました。

クライストチャーチの領事事務所の方が仰っていたのは「報告的届出」のことだったんだなぁとこのメールを見て理解し、要は私の説明不足だったんだなと実感。

そして母に再確認してもらったところ、
必要書類はコレとコレとコレ~。
というように連絡が来ました。
その必要書類は上記で示したものですが、私たち自身が実際に用意したものも詳細含めてご紹介していきます。

私たちが提出した書類の詳細

実際にこれら書類全ての準備に要する期間は普段なら1ヶ月程度なのですが、

夫のメールにて提出した「婚姻要件具備証明書」待てど暮らせど届かず。

2ヶ月目ぐらいで、ちょっと確認してくれる?と夫に頼んだところ、
なんとフォーマットをメールで送るだけではなく、郵送する必要があるという重要な箇所を読み飛ばしていたそうで。とほほ。

psot

翌日郵送で送り、約3週間後に届きました。

上記では、本人が直接市役所に郵送するていでの必要書類をまとめましたが、私の場合は家族に証人の署名をしてもらい母に代理で婚姻届を提出してもらうという流れだったので、実際に提出したのは下記の書類のみとなりました。

【夫が用意した書類】
婚姻要件具備証明書(日本語訳付き原本)翻訳付きで$127

Certificate
↑表紙、英文、日本語訳の3枚綴り。
出生証明書(日本語訳付き原本)
birth
↑英文と日本語訳の2枚つづり
・パスポート写真のコピー
passport
「原本に相違ありません」と記載し、私の名前を記入。
私が婚姻届を提出した役所は、パスポートの表紙ページのコピーも必要でした。

【私が用意した書類】

・婚姻届(日本書式)

marriage

※上記の見本は大阪市の婚姻届を使用していますが、私が提出した役所は異なる市です。書き方の詳細は市区町村で変わってくる可能性がありますので、直接ご確認下さい。
私の地元の市役所では、代理で提出する場合の日本人側の本人確認書類は必要ありませんでした。
ちなみに戸籍謄本は母に代理で提出してもらっています。

結果的に

本来であれば自分たちの手で提出したいという気持ちもありましたが、まさか自分たちの婚姻届を母に提出してもらうとは元々想像もしていなかったので、なかなか斬新でしたが、母から嬉しかったという言葉を聞いて、「あぁ、こういう形もありなんだなぁ~」と実感しました。

日本サイドで協力してくれる方がいるととても助かりますが、海外から直接役所に郵送で届けることも可能だそうです。
その際は、事前にしっかりと日本の役所の方とひとつひとつ確認しながら進めていってくださいね。

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